舌側矯正とは

従来からのブラケットシステムは歯の表側にブラケット取り付けますが、お口を開けた時に矯正装置が見えてしまうというデメリットがありました。そこで、他人から見えない所に装置をつけて矯正を行えるよう開発されたのが舌側矯正です。歯の裏側にブラケットを取り付け、後は通常と同じようにワイヤーで引っ張ることで歯並びを治していきます。当院は特に舌側矯正を得意としております。
舌側矯正のメリットとデメリット
- メリット
- 人から矯正装置が見えない
- 裏前に飛び出ている歯の矯正に適している
- 舌に近いため装置が乾きにくく、虫歯リスクが低い
- デメリット
- 治療初期、慣れるまでは発音しづらくなることがある
- 舌に触れるため慣れるまで気になる
- 治療にかかる費用が高価である
- 装置によっては治療期間が長くなってしまうことがある
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニト)
舌側矯正には様々な種類がありますが、当院が最もお勧めしているのがインコグニトです。インコグニトは、今までの規制の装置とは全く異なっており、コンピュータ技術とCAD/CAMを用いてドイツにてカスタムメイドされる装置となります。オーダーメイドの装置となります。違和感が極力少なくなる様に限界まで薄く作られ、舌側矯正装置の中で最も違和感の少ない装置のひとつです。
そのため、患者さまにとって「舌が痛い」「話しにくい」といったデメリットが従来の装置に比べるととても少なくなっています。
使い始めの1週間〜1ヶ月程度は話しにくいと感じることもありますが、慣れてくると問題なく治療を続けていただけます。また、コンピュータを使ってワイヤー形状を作成するため、治療効率が良く治療を行うことができます。
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置のメリットとデメリット
- メリット
- より薄く違和感が少ない
- より発音障害がおきにくい
- 裏側をカバーする面積が多いため、虫歯のリスクが低い
- 金合金で作られているためにアレルギーのリスクが低い
- コンピュータ技術により正確な位置に歯が並べる事が可能
- デメリット
- カスタムメイドの装置のため装置の準備まで6~7週間と時間がかかる
- 費用が従来の装置よりも高額となる